言葉、言葉、言葉 by.立佳
先日、梅田芸術劇場に、蜷川幸雄80周年記念作品 ニナガワ×シェイクスピア レジェンド 第2弾
舞台「ハムレット」を観劇しにいきました。
シェイクスピア作品の舞台を観るのは初めてだったのですが、戯曲ならではの空気感に圧倒させられました。
シェイクスピア四大悲劇のひとつとされている、ハムレット。
悲しみや怒りから生まれる復讐、そしてまたそこから悲しみや怒りが生まれ復讐に発展する。
非常にわかりやすいお話なんだと思います。
ただ、そこに深みを出させているのは「言葉」だな・・と思いました。
ひとつの感情をどの言葉で表すのか、そしてその言葉を演出家や役者がどのように扱うのか。
イギリスの戯曲であるシェイクスピア作品。
役者さんたちを見ていて、翻訳家によって和訳も異なる作品の言葉を、自分の言葉として喋ることの難しさを感じました。
役者さんたちのセリフが届く度に、感情や魂の込められた言葉を感じ、言葉の意味がどれほど重要で奥深いのかということを学びました。
言葉とは時には人を傷つける武器にもなりうるもの。
でも、使い方によっては凄く面白かったり、楽しく使えるもの。
どの言葉を使うかで作品の印象が変わるのなら、それはすごく面白いことだなと思いました。
因みに、この記事のタイトルの「言葉、言葉、言葉」は劇中のハムレットの台詞なのですが、本を読んでいるハムレットに侍従長のポローニアスが「何を読んでるのですか?」と聞いた際の応えです。
「言葉」という言葉を使ってジョークを言うハムレット。
単純だけどまさにその通り 笑
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