読み取る力 by.立佳
私、映画が好きなのですが、いつも自分が好きなジャンルのものであったり、自分が好きな役者さんが出ているものであったり、自分が好きな監督さん、脚本家さんが関わっているものを選んで見てました。
でも最近、なるべく色んなものを見ようと思い、人にオススメしてもらったものだったり、お店のオススメだったり、昔の名作と呼ばれるものだったり・・・と普段自分では選ばなさそうなジャンルの映画を見てみました。
特に昔の映画は今までほとんど見なかったのですが、色々見ていて昔の映画と今の映画では大きく違うところがあるな・・と感じました。
昔の映画を見ていて、登場人物たちが何故こんな行動をするのか。
どういう感情なのか。
正直わからないことがたくさんありました。
それは時代背景や舞台になっている国について、私があまり知らないから・・・ということだけではなく、昔の映画は今の映画と違って全部を伝えないからだと思いました。
必ず見る側が感じとるスペースがある。
だから色んなことを考えるし、色んなことを感じられる。
例えば、病人の額に手をあてて、熱が高ければ「凄い熱」という台詞をよく耳にします。
でも、昔の映画ではその台詞がなくて、病人と看病する人の状態を見て、見ている側が自分で判断する。
1の情報で10を読み取らなければならない。感じ取らなければならい。
今の映画も素晴らしいものや、面白いものはたくさんあるし、今だからこその新しいものもどんどん出てきます。
そういうものでしか感じられない感情や想いもあると思います。
でも、逆に昔のものでしか感じられない感情や想いもたくさんあるんだなと思いました。
きっと、自分が感じたことがないもの、考えたことがないことがこの世の中にはたくさんある。
それを知っていくことが楽しく思い始めてきましたし、もっともっと色んなことを知りたいなと思いました。
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