みなみ 美ら/百聞は一見にしかず
先日、海外ドラマの収録現場を見学させていただきました!!
今回見学させていただいたのは、WOWOWで放送中の「中国歴史ドラマ 孔子」という作品です。
この作品は、1日で2話収録する現場だったのですが、演出家の市来 満さんのご厚意で、1話目は副調整室で見学させて頂き、なんと2話目はブースの中で見学させて頂くことが出来ました!
今回は、1話づつ別々の場所で見学することができたからこそ、感じることが出来た事をメインに書きたいと思います。
まず1つ目は…
抜き録りと言って、掛け合いのシーン等を別々に収録することがあるのですが、今回の収録でも抜き録りが何度かありました。
副調整室の中では、先に収録した方の音声を流しながら、別の方の収録をしているので、ブース内で役者さんが原音などを確認するヘッドフォンにも先に収録した方の音声が流れていて、それを聞きながら喋っているものだと私は思っていました。
でも、ブース内で実際にヘッドフォンをつけさせて頂き、流れてくる音を聞いていたら、先に収録した方の声は微かに聞こえる程度で、ほとんど中国語の原音の音しか聞こえなかったのです。
収録した声だけを聞いて掛け合いをするのも凄いことだと感じたのに、相手の声が聞こえない状態で掛け合いをしていて、それが成立している・・・・・その事実に凄く衝撃をうけました。
それが出来るということは、映像の情報だけではなく、相手の声や演技など色々な事を覚えていて、記憶や経験の中のその相手と掛け合いをしているということ。
これは、自分の事だけではなく、もっと色々な事にアンテナを常に張って感じたり記憶していないと出来ないことだと思うのですが、今自分の事で手一杯になってしまう私には、とても凄い事だと感じました。
これは、副調整室で見学してから、ブース内での見学させて頂いたからこそ感じられたことだと思います。
きっと、最初にブース中でヘッドフォンからどう流れるかわかっていたら、何もひっかかることもなく終わっていた気がします。
次に2つ目は・・・
副調整室とブースの中で聴く音が全然違う事に驚きました。
人の声は1つの音だけではなく、色々な音が出ていると思うのですが、ブースで聞いた時は、先輩方の声に様々な音を感じる事が出来たのですが、マイクやスピーカーを通すと、機械達が拾いやすい音だけを選んで音を流しているように思え、音の数が生で聞くよりも少なくなっているように感じたのです。
聞こえる音の数が違うだけで、響き方が違って聞こえたり、少し違う印象を受けたり、自分が思っていた以上に変化してしまうことを目の当たりにし驚きました。
役者はマイクやスピーカーを通ったら音がどうなるのか、そこも計算して表現しないといけないと言うのを改めて感じ、それを操れる凄さを感じました。
これは、ブース内で、マイクのある場所と近い場所で見学させて頂けたからこそ、顕著に感じることが出来たことだと思います。
他にも、呼吸を合わせて一緒にセリフを喋る難しさだったり、主役の野島昭生さんの演技を聞いて泣きそうになったり、ブログに書ききれない程、色々な事を感じることが出来ました。
最後に・・・
全体を通して、今回の見学で一番今の自分が強く感じたことがあります。
それは、基礎は大事だと言う事です。
自分がこの現場に出演していたらと想像した時に、意識をしなくても基礎が出来ている先輩方の中に、まだ意識しないと出来ない自分が入る事はとても怖い事だと思いました。
基礎を意識をすれば表現が疎かに、表現を意識をすれば基礎が疎かになってしまう、そんな自分の姿が容易に想像出来たから怖いと感じたのです。
基礎が大事な事は理解していたのですが、実際の現場の空気を肌で感じ、改めてその大切を実感しました。
基礎を含めまだまだ、身に着けないといけない事が山ほどありますが、それを一つでも多く身に着けて、今回の孔子の現場で出会えた方々と、早く共演できるようになりたいと思いました。
その為に、今の自分の課題と今まで以上に真摯に向き合い、成長できるように頑張ります!!
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コメント
頑張って下さい!
応援しています!
まりあさんへ
まりあさん、返信遅くなってしまいまして申し訳ございません。
まりあさんのコメントで、更に頑張ろうって気持ちになりました!
とっても嬉しかったです!
これからも、応援して頂けるよう、頑張っていきます!!
ありがとうございました。
まりあさんのコメントで、更に頑張ろうって気持ちになりました!
とっても嬉しかったです!
これからも、応援して頂けるよう、頑張っていきます!!
ありがとうございました。
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